アルヘシラスのフェリーのりばで
朝7時に起床し、8時過ぎにタクシーで出発した。 今日はモロッコ行き一日ツアーの日。 8時45分にフェリーのりばのインフォメーション前で集合とのこと。 本当に自分の理解で大丈夫かどうか不安になりながら、あたりをうろうろしたり、 カフェ・コン・レチェ(スペイン版カフェオレのこと)を飲んだりして時間待ち。
ふと気づくとインフォメーションの辺りで50人くらいの人だかりが出来ている。 係の兄ちゃんに旅行引換券を渡すと、 ブルーのシールを胸に付けるようにと言われ、Tシャツにはる。 グループ内に日本人、というより東洋人は自分一人だけだった。
アフリカに上陸
9時30分発のフェリーで出発。 乗ったのは、日本でも見慣れた感じの真新しい双胴型フェリーで、十数台の自動車が運搬できる立派なもの。 どんな怪しい船に乗るのだろうかと想像していた自分にはチと拍子抜けであった。 船は一時間くらいでジブラルタル海峡を渡りセウタに到着した。
アフリカ大陸に上陸するのは初めてだった。 天気は晴れ。気候は暑いながらもスペインと変わらない。 アフリカといえばサバンナととんでもない気候を想像するが、 アフリカは広大でサバンナばかりがアフリカではないし、酷暑の地ばかりではない。 そんな当たり前のことを当たり前に理解できてうれしい。
モロッコの観光バス
実はセウタは、まだモロッコではない。 アフリカ大陸にあるスペイン領なのである。 それゆえにパスポート審査はまだだ。 フェリー乗り場の駐車場にやってきた観光バスに乗り込む。 ちなみにこの観光バスもおなじみの装備をもった最新型バスであり、 ここでも少しの安堵と落胆があった。
観光バスに皆が乗り込んでからパスポートと入国カードの回収がおこなわれた。 そしてバスガイドさんが乗り込んだあとにバスが発車した。 ガイドさんは東南アジアっぽい風貌の背が低いおじさんで、 スペイン語、フランス語、英語でアナウンスしてくれる。
入国ゲート
バスでしばらく進むと、入国ゲートが登場。 ものものしいが、まるで高速道路の料金所に似た施設だ。 ゲートを進むと、中は車溜まりのようになっていて、国境の通過待ちをする車で一杯。 欧州で稼いだり買い物したりしてここを通過していくのであろう。 うまく通関するためには賄賂なんかも必要なのだろうなぁ。などと思いながら、窓の外を眺めていた。 バスは優先的に前へすすんでいく。
出入国審査所らしき施設に到着、観光バスの一行は審査を受けるでもなくバスで待つ。 ガイドだけが降車し、先ほど回収したパスポートを施設へもっていった。ここに預けておくらしい。 バスはふたたび発車し、この施設を抜けるともうそこはモロッコだった。 ガイドが「モロッコにようこそ!!」と声高らかに3カ国語で言った。
